ちょっと昔の高円寺 写真展/GALLERY45-8

 この年末年始に実家から秋田に戻るときにちょっとだけ東京に立ち寄った際、以前から気になっていたギャラリー、GALLERY45-8を覗いてみました。


 展示されていたのは昭和30年ごろの高円寺駅南口界隈の町並みと人々の写真、約40点。オーナーさん方自らが、区役所やギャラリーのある高円寺駅南口周辺にお住まいのおじいちゃん、おばあちゃんのお宅を取材して掘り起こした、地元の人々が撮った写真を集めて作り上げた企画展であるとのこと。


 …うなってしまいました。てっきり、プロの写真家の残した記録写真だとばかり思っていたので。木村伊兵衛を彷彿するようなショットもあったりで、高円寺には随分とすごいおじいちゃんたちが埋もれていたもんだな、と。


 また、ギャラリーのオーナーさん方自身も平日は全く別の仕事を持つお二人で、本業の合間に行った取材力もさることながら、本業が休みの土日祝限定オープンのこのギャラリーを運営していく中で、どんなことをしたら地元の人に楽しんでもらえるか、この場所でアートギャラリーを運営する意味等々、様々なことを考えながらこの企画を実施した、というお話も大変興味深かったです。


 それにしても、比較的下町っぽさが残る街と言われる高円寺も、改めて写真で見ると変わったもんだなぁと感じずにはいられませんでした。オーナーさんから、現在のどの場所で撮られたものか具体的に聞くとなおのことです。


 期間中、お近くに来ることがあるようでしたらおススメいたします。2月11日(月・祝)まで。ただし、土日祝限定オープンのギャラリーであることをお忘れなく。


 
 ちょっと昔の高円寺 写真展 詳細
 ちょっと昔の高円寺

 GALLERY 45-8ブログ:http://d.hatena.ne.jp/gallery458/