ミヒャエル・ゾーヴァとか空耳アワーとかマットとか

銀座・松屋で見たミヒャエル・ゾーヴァ展。


アメリ」のベッドサイドの壁にかかってる絵を描いた人というだけで、勝手にガーリーでメルヒェンな世界をイメージしていたのだが、意外に皮肉が効いたもので面白かった。


新聞の読者からの聞き間違えや思い込みで覚えてしまった歌をまとめた本*1に載せた挿絵コーナーでは、「空耳アワード2009」でゲスト審査員の松たか子に「下ネタあるけど大丈夫?」と言っていたタモリを何故か思い出した。周りは、かわいらしい(少なくとも私にはそう見える)女の子ばかりだったし。


ミヒャエル・ゾーヴァは、絵の具を何度も何度も上書き・変更しながら、塗りこめていくタイプだった。そして、殆どの作品を紙製のマットで額装をしていた。マットは写真やイラスト額装で普段見かけているものよりも厚い気がした。


この一年弱、いつでもどこでも額装に目が行ってしまっている。

*1:タイトルが『白い黒人のヴンババ』というのもたいがいなのだが。もちろん、空耳。